PS5のモデルチェンジはもう一回ある⁉大きすぎ、小型化‼
PS5が発売されたのは、2020年11月22日の事で、あれからもう数年が経ちました。発売当初は、品薄状態が続き、抽選販売となったのも異例の事でした。その間にも、ヒートシンクを小さくしたマイナーチェンジなどもあり、少しずつPS5も変わっていきましたが、大きく変化したのは、2023年11月10日、モデルチェンジした新型PS5が発売されたあたりからです。
モデルチェンジした新型PS5は、従来の旧型PS5よりも30%も小型化され、ディスクドライブも後付け可能になったのです。品薄状態も解消され、いよいよ購入していけるようになったのは良かったものの、問題は本体価格です。これまでのPlayStationでは、モデルチェンジ版が発売される度に安く求めやすい価格設定になってきました。
当然、PS5新型モデルも低価格化していくと期待していたのですが、まさかの値上げだったです。こればかりは予想に反して落胆しました。初期型で品薄状態が続き、さらにモデルチェンジで値上げとなれば、買う気も失せてくるようなものです。世界情勢からしても仕方がない事として割り切るしかありません。
新型PS5のスペックは、本当に上がった⁉
とはいえ、これまでの歴代PlayStationのモデルチェンジでは、初期型よりも機能を省き、スペックを下げ、価格も安くなるという廉価版パターンが多かったです。今回のPS5のモデルチェンジでは、スペックは劣化せず、むしろSSDの容量がわずかにアップしているため、PS5のモデルチェンジ版後の新型PS5は、初期型より高性能であることは間違いなく、コストに見合うものではあるのです。
だからと言って、新型PS5をおとがめなしに購入するという思いにもならないものです。あまりに買えない時期が長すぎたため、私たち購入希望者からすれば、いろいろ考えてしまう時間となってしまったわけです。正直、新型PS5モデルチェンジはインパクトが足りないのです。
モデルチェンジしてもPS5は、サイズが大きい‼
その理由の一つは、PS5本体のサイズが、まだまだ大きいからです。初期型PS5は、歴代PlayStationからしても、かなり大きなサイズでした。いくら抽選販売で買えなかったとはいえ、実際、実物を見た時は欲しいというより、置けるスペースを考えてしまうほど、反対に購入をためらうところもあったほどです。
だからこそ、モデルチェンジされる新型PS5にこそ期待していたのですが、それでもまだ大きいというのが、実際の感想です。モデルチェンジ新型PS5もかなり旧型からすれば、明らかに小型化されたのですが、どんな歴代ゲームハードと比べても、まだ大きい部類です。それ故に、いかに初期型PS5が大きかったのかもわかりますが、モデルチェンジ新型PS5のサイズですら、歴代最も大きかった初期型PlayStation3のサイズ感と大差ないのです。
本体の大きさなど、たいしたことではないと思う方もいるかもしれませんが、やがて目につくようになります。大きな初期型PS3がいかに厄介であるのは、ゲーム機を収集したり、ジャンク品を買って修理したならわかるのかもしれませんが、けっこう場所を食うのです。
ましてPS3のような流線型のデザインである場合、PS4のような正四面体とは違い、積み上げる事すら不可能です。本体の上に、コントローラさえ置けないため、片付けるにしても余計、場所を取るのです。縦置きにすれば良いとも思いますが、内部の基盤のハンダが、熱で溶けて流れたり、PS3で噂された縦置きすると半導体チップに不具合を起こす原因になるとも言われていたため、横置きで使用するのがベターではあります。PS5も横置きで使うのが、最善ではあるはずです。
PS5は、発熱のリスクが大‼
より高負荷なGPUをしようするようになったPS5の場合、熱暴走するリスクはさけられないため、冷却のためのヒートシンクも巨大化となり、PS5の本体も大きいわけです。新型PS5でもサイズ感が大きいままなのは、より熱源にもなる半導体がより多く使われるからです。
PS4のHDDが、PS5ではSSDになった事で、使用する半導体が多くなり、発熱における排熱処理がより大変になったわけです。いくら半導体の性能がアップしたところで、消費電力が下がらない限り、発熱は抑えきれません。高グラフィック処理にかかる半導体チップの負荷は増すばかりです。
正直、現状、PC市場でもグラフィックボードなどの性能もそれほど進化しているわけではないため、PS5に使われる半導体性能も劇的に改善しているわけでもなく、省電力化も進んでいるようにも思えないのです。その上で、新型PS5が30%小型化したとなると、排熱の効率が悪くなるため、もしかするとパフォーマンスを下げている可能性はあるのです。
つまり、PS5のスペック性能をフル稼働しないように制御している事が考えられます。新型PS5は、初期型PS5の8割くらいのパフォーマンスで使えるようにすれば、発熱も抑えられ、より安定的使えられるようになるわけです、しかし、その場合、ロード時間が遅くなったり、解像度を下がったりする支障もあるので、見方によっては、スペックが下がったようにも考えられます。
アップデートで最適化‼、モデルチェンジで小型化へ⁉
であれば、モデルチェンジ自体、時期尚早というか、不可能な印象がありますが、モデルチェンジに限れば、していけます。本来のPS5の仕様を意図的に制御すれば、排熱も抑えれれ、小型化、改善しているという結論にはなります。結果、PS5の性能をフルに発揮しようとしないのであれば、もはやPS4でも事足りるようにもなるので、PS5をあえて買う必要性を疑ってしまうのです。
とはいえ、同じ出力なら、PS4をフル稼働するより、PS5を低負荷で稼働した方がパフォーマンスが良いため、PS5はメリットはあるでしょう。
このように、モデルチェンジしていく形態があるのであれば、たとえ半導体性能が上がらなくても、さらにもう一段階のモデルチェンジがあってもおかしくないのです。今後、ソフトアップデートが進み、より負荷を制御コントロールが正確になれば、発熱も最小限に抑えられ、より小型化が可能になるからです。
その時に期待したいのは、PS5が独特の流線形のフォルムではなく、オーソドックな正四面体のPS4のようなデザインになっている事です。その方が、置き場所に困らず、使うにしても、しまうにしても、飾るにしても重宝されるものになっていけるはずです。時期的には、それがPS5最終モデルでしょう。
中古市場でも、歴代PlayStationは、より薄型で、小型の後期モデルの方が、今でも高く取引される傾向にあります。PS5の場合、PS4の互換もなかったため、大きな初期型モデルがプレミア化するのは、ただ手に入りづらかった情勢がそうするだるだけで、実際、使用するとなると、より改善された後期モデルの方が重宝される事になるのは確実です。だからこそ、PS5に、もう一段階のモデルチェンジを期待するのです。
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