PS5は、新型、旧型どちらを買うべき⁉歴代PSモデルチェンジは⁉
PS5のモデルチェンジが、ついに来た‼
PS5も発売から約3年、発売当初は生産台数が少なく、抽選販売が続きました。異例の事態から、2年ぐらい経ちようやく誰もが買えるくらい生産が安定し、店頭で実機を見かけるようになりました。個人的には、抽選で何度も落選してしまったために、すっかりPS5への熱も冷めてしまってしまいましたが、ここにきて、PS5のモデルチェンジが発表されたのです。
これまでもPS5は、マイナーチェンジされ少しずつ改良されてはきましたが、今回のモデルチェンジは、外装も大きく変更してある大掛かりなモデルチェンジです。歴代PlayStationが、度々モデルチェンジを行い、スリム化、コンパクト化してきたように、PS5でもそのモデルチェンジが行われるようです。
もう発売から3年も経てば、もうそんな時期なのかと思えるところですが、当初のPS5を買えず、ようやく買える頃には、モデルチェンジされるというのは、うれしいのか、悲しいのか複雑な心境にもなります。どちらと言えば、歴代PSのように、なるべく改良されたモデルチェンジ版を待ちたいところではありましたが、はたして、それを期待してい良いのかが疑問です。
歴代PlayStationでも、想定外ばかり‼
とはいえ、PS5のあまりに大きすぎる本体と、価格からすれば、モデルチェンジを期待したくなるのは当然な話です。歴代PSの中でも、それぞれ印象が違い、PS5でも同じ展開になるとは限りません。
初代PlayStationは、ポリゴンゲームの先駆的な存在として、SONYのPlayStationが確立されました。PS2は歴代最も売れたゲーム機として有名です。PS3は「もの売るレベルではない」騒ぎになるほど、買えない状況が続き、これまた高価でした。PS4は、まさかの日本の発売日が海外より遅いという想定外の事態ではありました。
PS5でも、2年間も流通量が少ない事態が続き、PlayStationは、異例な事ばかり起こっているわけです。買いたい時に買えない事が多くなったPlayStationですが、今回、モデルチェンジを機にPS5は買い時となるのでしょうか。
モデルチェンジ版、新型PS5とは⁉
モデルチェンジ版新型PS5は、30%ほど小型化され、ストレージも1TBに増えるようです。これだけなら歴代PlayStationがモデルチェンジしてきた時と同じように、省スペース化され容量が増えるだけ、性能が向上していると言えます。小型化が実現しているだけ、ヒートシンクも小型化しているはずで、排熱処理も向上していると予想できます。つまり、CPU、GPUが性能が上がっている可能性が高いわけです。当然、消費電力の削減も期待したくなるところです。よって、歴代PlayStationのスリム化のような進化がPS5でも起きているのです。
ディスクドライブ後付けは、重要‼
それとは別に、今回PS5では、ディスクレス版が発売された事もあり、ディスクドライブが後付けできるように新型PS5は改良されてあるとの事で、これは今までにはないモデルチェンジにはなりそうです。ディスクドライブが後付け可能になるというのは、意外と大事な事で、故障した時の対応がしやすくなるわけです。
PS3など分解して修理した方ならわかりますが、実は、ディスクドライブはマザーボードがペアリングしていないと動作しない仕様になっています。ディスクドライブの壊れたジャンク品のPS3を購入して、新たに動作するディスクドライブを交換しても動作しないようになっているため、PS3はディスクドライブが故障したら、修理のしようがなくなるため、希少価値が高くなっている傾向にあるとは言えます。
時代の流れで、オンライン、ダウンロード販売が普通になった今では、ディスクドライブ自体が不要になる時ではありますが、とはいえ、今の回線速度からすれば、ディスクドライブもまだまだ利用価値は高いでしょう。ストレージも1TB程度では、要領もすぐにいっぱいになる事から、ディスクドライブでインストールし直す方が、一番効率が良いように感じます。ディスクドライブ後付けで選択できるように変更なっただけでも、けっこうメリットはあると言えます。
価格アップに見合うほど、コストパフォーマンスは高い⁉
問題は価格改定です。現在のPS5も発売当初から価格が変更され、5500円ほど値上げされました。今回のモデルチェンジでも価格が変更され、通常版60,478円(税込)が66,980円、デジタル・エディション49,478円(税込)が59,980円と、まさかの値上げとなってしまいました。
これまでの歴代PlayStationモデルチェンジの値下げからすれば、異例の事態で、モデルチェンジで低価格化されることを当然のように待ちわびていたとするならば、正直、驚くばかりです。モデルチェンジで何を期待するかと言えば、コストカットの低価格化が常態化していただけに、モデルチェンジで値上げとは、上位版のPS4 PROのような、PS5 PROのようなモデルではないかぎり考えられない事です。
実際、今回のモデルチェンジで1TBの容量アップ程度では、値上げする理由には乏しく、ましてPRO版のように性能が劇的に向上したとは言えないのでは、コストパフォーマンスが良くなったとは言いにくいです。円安や物価高騰の社会的背景から見ても、値上げは分からなくないわけですが、ゲーム機一台に70000円というのは、身近に買えるものではなくなった感じはします。
初期型で人気があったPS3には、互換機能があった‼
PS3でも当初、価格が高かったわけですが、それを上回るPS5は、相当な代物です。そうであるならば、比較的安い現行の旧型PS5を今のうちに買っておくという考えにもなりますが、そのメリットは、あまりないでしょう。
初期型で人気があったPlayStationといえば、PS3です。初期型PS3には、PS1、PS2のソフトが遊べる後方互換がありました。その後、モデルチェンジで互換機能が省かれ、コストカットされたスリム化されたPS3が発売されました。初期型PS3は今でも人気があり、レトロゲーム界隈では、まだまだ高値で取引されているほどです。とはいえ、初期型PS3は故障率が高いものの、後方互換というメリットがあっただけに価値が残るものではありました。
しかし、PS5の場合、現行の初期型PS5にこれと言ったメリットがあるでしょうか。後方互換もなく、初期型ディスクドライブレス版は、後付け対応もできないわけです。何より、あまりにも大きすぎる本体では、モデルチェンジでされた新型PS5で、ようやく手ごろなサイズ感になった印象です。ほぼ同じ機能なら、モデルチェンジ版の方が価値が高いです。
スリム型PS5がおすすめ‼
歴代PlayStationの中でも、PS2の場合、スリム化された後期型の方が、今でも高価です。ほぼ機能が同じであれば、やはり小型化されたスリム版の方が、あとあと人気があり、より故障が少ない改良版の方が、高く売れる可能性もあるのです。
希少価値やプレミア化は、どういった理由でなっていくのかはわかりませんが、生産台数が異様に少なかったものでもない限り、初期型PS5がプレミア化していくとは考えづらいものがあります。よって、モデルチェンジされた新型PS5の方が、多少高くでも、購入する価値があるのではないかと考えるところです。
お読みいただきありがとうございました。