レトロゲームは、エミュレータより実機がおすすめ‼
レトロゲームは、面白い⁉
ミニゲーム機がブームになって以来、レトロゲームが再注目され始めましたが、ミニゲーム機にしろ、エミュレータにしろ、なにか物足りなさを感じてしまいます。最新の高グラフィック、高解像度、オンラインゲームとは、次元が違う事には痛感させられますが、昔、楽しかったゲームという事もあり、単に美化していただけだったなのかもしれません。
ミニゲーム機も良いアイディアであるように感じましたが、ミニチュア化した事で、操作性が欠けてしまい、面白さより懐かしさを求めるものとなってしまった事が残念な事ではありました。もっと楽しさを求めるなら、現行機で過去作のダウンロード配信を利用した方が、よほどクオリティが高く、充実感は得られるでしょう。
要は、もっとレトロゲームは面白かったはずという思いだけが、後味悪く残るのです。
エミュレータか、実機か⁉
それに、レトロゲームのダウンロード版もごく一部の限られたものしかありません。レトロゲームのメジャータイトルは、今も十分ありますが、マイナーなタイトルは忘れ去られていく傾向があり、それらを楽しむには、エミュレータを実装するか、実機で遊ぶしかなくなってきています。
今では、これだけ最新ゲーム機が進化しているにも関わらず、昔のゲームが再現する事が、難しい事に気づいたのは、遅延問題やソフトの最適化の必要性があるという事です。今でもエミュレータで再現度が高く実現できるのは、数世代前のゲーム機であって、エミュレータ関連も実はそれほど進展しているわけではありません。
エミュレータは、並行的な進化しかしない‼
というより、今のゲーム自体、高グラフィック、高解像度のGPU性能向上を活かしたもので、どちらかと言えば、ソフトを並列処理する形で、どんどん良くなっている傾向にあります。その反面、CPU性能は鈍化していて、コア数は増えても、一つのコアの直列回路、処理能力が上がっているというわけではなく、昔のソフト自体、並列処理の対応はしていないため、処理向上にも限界が出てきて、エミュレータが劇的に進化しているわけではないように感じられます。
20年前のように、CPUのクロック周波数などが上がり、CPUのコア性能が劇的に向上するような事はなくなっているため、その世代のゲーム機あたりで、エミュレータの進化も並行してしまっている印象を受けます。つまり、ゲーム自体が、ハードとソフトが両立して成り立っているものであるため、片方が良くでも、性能が上がるわけではないのです。
エミュレータ関連は、ただハードを模しただけあるため、ソフト的に最適化しているわけでもないため、処理に無理が出てくる場合があるのでしょう。いくら今、ゲームハードやパソコン性能が上がっているとしても、再現は難しいという事になります。
ソフトを作り直したリメイクやリマスター化したダウンロード版に期待するしかないとはいえ、それでも当時と同じにはならない可能性もあります。よって、ダウンロード版とは別物として、レトロゲームをとらえる必要はあるでしょう。
コストパフォーマンスが高いのは⁉
とはいえ、実際、最新のエミュレータもダウンロード版もよくできているため、その微差にこだわるかどうかだけなのですが、結論、実機がコストパフォーマンスが高いです。
エミュレータの場合、ほんの少しのバクが気になりだすと、完全には楽しめなくなります。所詮エミュレータかと思うと、途端にやる気が失せるのです。最近は、中華エミレータが安く手に入ったりしますが、やはり不完全です。いくら小型化したとはいえ、それは今までゲーム機史上で辿ってきた道である事に、あらためて気づかされるのです。
小型化したいからゲームボーイやゲームボーイアドバンスが発売され、ハイクオリティーを求めるため、リマスターやリメイク版、ミニゲーム機発売されてきたわけであって、今さら感があるのです。あえてエミュレータを求めるには、もう既に実機がほとんどないとか、よほどこだわりのゲームがあるくらいしか意味がないように思えます。
とはいえ、ダウンロード版を購入するにしても、現行機を買わないといけなかったり、ダウンロード版もなかなか高価なものです。コストが掛かります。
レトロゲームには、実機がおすすめ!
そこで、レトロゲーム実機です。
実機の場合、中古価格でかなり安いものになってきているものもあります。中にはプレミア化しているものもありますが、汚れているだけのジャンク品もあるため、安く手に入れられる可能性もあります。経年劣化により状態の良い中古品の方が珍しく、ジャンク品の方が多くなっていく現状からもレトロゲームも破格化しているものもあります。
これが今、ねらい目なのは、今後、希少価値が高まっていく可能性もあるからです。中古品からジャンク品に変わり、今度は骨董品のようなプレミア感が出始める頃でもあるからです。それらを集めるには今がチャンスかもしれないのです。今が、底値かもしれないということです。
今までは、レトロゲーム自体、エミュレータ関連でどうにもなると考えていましたが、そうでもない現状がわかりました。特に中華エミュレータには、ちょっとだけ期待してはいましたが、おもちゃ程度と考えた方が良いでしょう。
やはり、レトロゲームにしろ実機でしか味わえないものがあります。当時の緻密な開発があったから、そのゲームに価値がある事に気づくのです。アーケード版を家庭用ゲーム機に移植するにしても、どこか違うのと同じように、二番煎じ感が出てしまうのです。
レトロゲームの面白さとは⁉
当時の作り込みの甘さがあるが故に、雑味があって面白いのであって、遅延が皆無な操作性も、うるさいくらいガチャガチャした音も計算されていたと思えるくらい意味のあるものだったと感じるほどです。だからこそ、レトロゲームもゲーム機も実機が最高な環境ではあるのです。
今となれば、綺麗で完璧なものが、最高とは限らないところがレトロゲームにはあった気がするだけなのですが、レトロゲームを本格的に楽しみたいのであれば、実機で体験してみてはいかがでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。